ディズニーの思い出

先日、息子がディズニーデビューを果たした。
2歳になり、なんとなくミッキーの存在を分かってきて、極上のエンタメを肌で感じられるのではないかという想いと、単純に、わたし自身が行きたかったのである。

しかも、せっかくだから、ランドとシー両方行っちゃおうと、ホテルも込みの欲張りプランでいざ夢の国へ。

親のわくわくが伝わったのか、なんだか息子も行きの車から興奮している。
夢の国では、駐車場に駐める時点で、もうエンターテインメントが始まっている。
案内してくれる人の「いってらっしゃーい」で、心が高鳴る。

ただならぬ雰囲気に入園するやいなや、息子のテンションは爆上がり。
結果、いつもは繋いでくれる手も振りほどき、好奇心のまま駆け出す。
しかし、激混みのディズニーでは2歳児の暴走は命取り。
必死に追いかける父と母。
気がつくと、海外のおばちゃんに激突していた。
ソーリーソーリーと、開始早々謝り倒した。

もはや、こちとら楽しむ余裕は無くなり、常に中腰で息子を追い回すことに。



そんな息子を見ながら、ふと我の幼き時を思い出した。

わたしは幼少期から好奇心旺盛で、結果、親と出かけた際、かなりの確率で迷子になっていた。

地元の夏祭りでは、迷子の常連。
よくアナウンスされていた。

その傾向は、まあまあ大きくなっても続いていた。
小学6年生の夏休み、家族旅行で行ったディズニーランドで、わたしは迷子になった。

さっきまで家族4人で歩いていたのに、気がつきゃわたし1人になっていた。
紛れもなく迷子なのだが、小学6年という肩書きが、わたしに変な自意識を持たせ、迷子っぽく振る舞えなかった。

必死でワゴンの土産を見ている子を演じていた。
スマホなど無い時代、完全に終わったと思った。

小一時間、迷子で彷徨ったあと、母の怒鳴り声がした。
「なにしちょーだ」
恥ずかしさと安心とで、小6がわんわん泣いた。

そんな苦い経験を思い出した。

あの時は迷子だったけど、今はその親の気持ちが分かる。
とんでもなく焦ると思う。
なんなら親の方が焦る。

息子が迷子になったらと思うと、冷や汗がでる。

けれど、ディズニーでの息子の好奇心旺盛さを見ながら、自分と近いものを感じた。

その恐怖感からか、ひたすら中腰で追い回した結果、とんでもない腰痛に襲われている。

頼むぜ息子よ。

SHARE: