加瀬さんのコミュ力


前回書いた、那須塩原での息子との二人旅。

昨年より、だいぶ楽ちんだったなと感じた理由は、一つは息子の成長。

そしてもう一つは、栃木在住の加瀬さんがいてくれたおかげだと思う。

加瀬さんとは、もともとコスタリカのコーディネーターさんで、かれこれ15年くらいのお付き合いになる。

コロナ以降は、出身の栃木とコスタリカを行き来されている。

ちょうど、我々が行く時に栃木にいらっしゃるということで、駅までのお迎え、川遊びや釣り堀など、自分たちだけでは行けない場所に連れて行ってくれた。

那須塩原の駅に着いた瞬間、とんでもない雷と豪雨にお出迎えされた。

そこに、びしょびしょの加瀬さんが現れた。

最近、人見知りをする息子。

びしょびしょの加瀬さんはやばいかなと思っていたが、まさかのするっと受け入れ懐いた。

すごい、加瀬さん。

本人いわく
「動物と子供には好かれるんだよな」
とのこと。

その足で、加瀬さんおすすめの釣り堀へ行き、釣った魚をその場で焼いて食べるという、最高の経験をさせてもらった。

最近、好き嫌いが激しい息子だが、イワナを丸ごとかじっていた。

これも、おそらく加瀬さん効果だろう。

その後、南ヶ丘牧場へ行き、餌やり体験したり、ソフトクリーム食べたり、肩車してもらったりと、傍から見たら完全に家族だった。。。

翌日は、加瀬さんおすすめの河原に行き、バーべキューしたり、川遊びしたり。

これがもう本当に良いところで、わたしははしゃいでいた。

しかし息子は、川より別のご家族が持ってきたであろう、ショベルカーが気になってしょうがない様子。

しかし、人様のおもちゃで遊ぶことはできず、どんどん機嫌が悪くなる息子。

そして、どんどんイライラするわたし。

そんな様子を見た加瀬さんは、ショベルカーの持ち主の子のところに行き
「ねえねえ、俺の息子がさ、これで遊びたいって言ってるから、少しの間、この水鉄砲と交換しない?」と自ら持ってきた水鉄砲との交渉を始めた。

その子は二つ返事で
「いいよー」

そして、息子の元へショベルカーを持ってきてくれる加瀬さん。

神様に見えた。

俺の息子のくだりだけ気になったが、そのほうが気を使わせないという判断だろう。

すごすぎるぜ、加瀬さん。

その気負わないコミュ力さすがです。

世界でビジネスをして培ったものなのか、そもそものスペックなのか。

息子には、加瀬さんからそんなところも吸収してほしいなと感じた、那須塩原でした。

SHARE: