祝われ癖

先日、39歳のお誕生日を迎えた。

30代最後の一年とは言いつつも、あまり年齢は意識せず、39歳にちなんで、たくさん「サンキュー」と言える年にしたい。

年齢自体は、そんなに意識はしてないのだが、やはりいまだに誕生日というイベントには心躍ってしまう。

特に当日は、どうしようもなく、何かに期待をしすぎてしまうのだ。

これはもしかすると、一応芸能人の端くれとして、今まで収録やら応援してくださっている方からお祝いをして頂き、それがどこか、自分の中で当たり前になっているのかもしれない。

こういうところが良くない。

39歳になった当日は、高校の同級生1人と、うちで遊ぶ約束をしていた。

わたしの過剰な期待が、本当に良くなかった。

事前に、お互い何を用意するか確認して、わたしは食事、友人はデザートをということになった。

その時点で、勘違い野郎のわたしは、友人がケーキを持ってくるかもと思い、ケーキを買っていこうかという夫に対し、「いやいや2個もケーキ食べれん」と断った。

結果、友人は大福を持ってきた。

その瞬間、自分の勘違いに気づき、とんでもない汗をかいた。

そりゃそうだ。

わたし自身、友人の誕生日はあやふやなのに、こちらだけ覚えていてほしいなど、調子に乗りすぎている。

完全に祝われ癖がついていた。

これだから芸能人はと言われても、しょうがない。

しかも、このことをその友人に言えずに、その日が終わった。

そういうところも良くない。

その場で笑いに変えればいいものを、こうやってせこせことここで書いている。

困った39歳だ。

こんな39歳になったわたしですが、よろしくお願いします。

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