いい人計画

最近、自分で言うのもなんだが、良い行いをしている。

というか、せざるを得ない状況になった。

というのも、息子のおかげなのである。

なんというか、最近の息子は、手伝いたいとか助けたいという感情が、芽生え始めているのだ。

たとえば、図書館の駐輪場に行った時のこと。

停めてある、たくさんの自転車達。

その列の、一番遠いところの自転車が倒れて、何台か巻き込まれている状況。

正直に言うと、今までだと何もしていなかった。

しかし、遠くで倒れている自転車を見た息子が
「直そう」
「えっ」
「僕も手伝うよ」

結果、3歳の息子には、大きな自転車を持ち上げることは出来ないし、危ない。

わたしが、数台の自転車を持ち上げ直す。

ぶっちゃけ最初は
「えっまじかよーーー」
と思っていたが、やってみるとなんだか気分が清々しくなった。

わかりやすく、良いことしたーと思え、息子にも褒められた。

数日後、今度は家の前の道路で、ネズミが車にひかれていた。

それを見た息子が
「かわいそう、とってあげる」と言い出した。

結果、息子が素手で触るのも危険だと思い、わたしがやったのだ。

このように、最近息子のおかげで、少し良いことをしているような気になっている。

自発的でないところに問題はありそうだが、やったあとはすごく良い気分になる。

そしてこれからは、言われなくてもできる人間になろう。

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