伝言ゲーム

苦手なものの一つに伝言ゲームがある。
いわゆる遊びのゲームではなく、人づてに話が伝わることで、気がつくと原型をなくすほど話が変わっていることがあるからだ。特に仕事に関して言うと致命傷を負うのでわたしはなるべくお仕事させてもらう方と直接話して相手の意見やこちらの考えをすりあわせる作業が大切だとおもっている。

この前お仕事ではないがこんなことがあった。わたしはここ数年健康に気を遣うようになりありとあらゆるサプリメントを試した。そのなかの一つに「クレイ」といわれるいわゆる泥のサプリメントがある。文字通り泥だ。見た目もドロッとした泥。それを毎朝スプーン一杯飲み、腸内にこびりついた毒を解毒している。

最初はロケでもないのになぜ私は朝一泥を飲んでいるのだろうと自分自身に何度も問うたが日に日にお通じや体調も良くなるので、一ヶ月も経てばヨーグルト気分で毎朝のルーティーンになっていた。泥というワードも強かったのでわたしは至るところで面白おかしく泥ルーティーンを話した。 

そしてつい先日後輩のガンバレルーヤとご飯したときのこと。よしこことよっちゃんがおそるおそるわたしに聞いてきた。
「イモトさんって朝、コーヒーに足拭きマットいれて飲んでるって聞いたんですけど本当ですか?」
あまりのことに目の前がチカチカした。何がどうなってわたしが足拭きマットを飲んでいるのか紐解く必要がある。まず足拭きマット。これは泥~土~珪藻土~足拭きマット。そしてわたしのもう一つのルーティーンでコーヒーにバターをいれて飲むバターコーヒーがある。この二つが混ざって 
「イモトさんは朝、コーヒーに足拭きマットをいれて飲んでいるらしい」
という恐ろしい構文ができたのだ。これぞ伝言ゲームの怖さ。
やはり「ほんとう」というのは直接その人に会って話して感じて、知るものだとつくづく感じる今日この頃である。。。


 

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