湯たんぽ生活

寒くなってきた今日この頃。
夜お布団のなかで大活躍してくれるのは、我らが湯たんぽさんだ。
寒がりのわたしは冬には暖房をガンガンにつけて寝ていたのだが、どうも翌朝になると喉がイガイガ、声がガラガラ。
しかも肝心の末端は冷え冷えのままだ。
これは困ったもんだと思いながらも良き対策は出てこず、冬を何度か越した3年前のこと。

ちょうどその時期ドラマ「下町ロケット」に出演させてもらっていた。
ロケ地はドラマの題材でもあるものづくりの町・新潟燕三条。
そこで出会ってしまったのだ。わたしを芯から温めてくれる湯たんぽさんに。
撮影が早く終わったその日、わたしはひとり燕三条の物産展をうろちょろしていた。
銀食器だったり刃物だったり、ヒイヒイする道具たちが並んでいた。

そこに一際目立つ丸く銅色に輝くもの。



最初なにか分からず、近づくと湯たんぽの文字。
その「ぽ」というのがいじらしくかわいく感じてしまった。
わたしのなかでの湯たんぽは銀色の無骨な近づきがたいイメージだったが、この新光金属さんの湯たんぽは温かみと親近感がある。
すぐさまゲットしそれから三年間、冬は毎日お世話になっている居ないと困る相棒である。
使ってみて思ったのは、銅なのでとにかく熱の伝導率が半端ない。
お湯を入れるとものの5秒であっちちいになるので、間違って素手で触った日にゃ大変なことになる。サイズも直径20センチ弱なのに布団全体が温かくなり、手足の末端もぽっかぽか。しかも朝起きてもまだ温かいのである。



それ以降、喉の調子もよくなり、なんなら電気代も抑えられ、湯たんぽさまさまである。

今年の冬もまた一緒に越えるであろう心強いわたしの味方です。
 

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